キャリアウーマン 2018.07.20

薬剤師の男女比4:6?|割合から期待する女性薬剤師への上司のホンネ

薬剤師は昔から女性が多く活躍している職業で、その男女比は4:6です。近年は男性薬剤師の数も増えており、以前ほどその差はなくなったと言われていますが、いまだに女性の方が多いことに変わりはありません。
 
女性が多いということは、必然的に女性薬剤師への期待というのも大きくなります。
今回は男女比4:6という事実から、職場別に求められる女性薬剤師の理想について考えてみましょう。
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なぜ女性薬剤師が多いのか

平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況 (厚生労働省) によると、平成28年12月31日時点での薬剤師は301,323人で、男性が116,826人(38.8%)、女性が184,497人(61.2%)で、男女比は4:6となっています。

女性が働きやすい理由
【勤務時間が規則正しい】
薬剤師が働く職場は比較的残業が少なく、規則正しい勤務時間で働くことができます。 一般の企業のように夜遅くまで働いたり、出張することは少ない傾向です。、規則正しい勤務時間で働くことができるので、仕事と育児を両立しやすい環境と言えます。

【職場復帰しやすく、働き方を選べる】
結婚や出産などで職場を一旦離れても、薬剤師の資格を取っていれば職場復帰や転職がしやすいと言えます。また、子育てや家事などでフルタイムで働くことが難しいママ薬剤師でも、パートやアルバイトとして短時間勤務ができます。
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女性薬剤師への期待

女性が多い職場をまとめる上司は、女性薬剤師に対して、実際はどのようなことを期待しているのでしょうか。そのホンネを職場別に見ていきましょう。

【調剤薬局】
調剤薬局では、①調剤業務②服薬指導③薬歴管理の3点が主な業務となり、患者と話をする機会が多い職場です。その患者が薬や症状とどう向き合っていくのか、細かなフォローが必要になります。女性だからこそ出来る女性特有とも言えるアドバイスや気配りなどを期待する声があります。

【ドラッグストア】
ドラッグストアでは薬の説明やレジなどの接客をする機会が多く、コミュニケーション能力に長けている人が求められる職場です。何気ない会話でその場を和ませたり、お客さんとの共通点を見つけて盛り上がったり、といったコミュニケーションは女性が得意な傾向にあります。調剤薬局もそうですが、ドラッグストアなどの接客の多い職場では、お客さんとの距離を縮めて仲良くなり、信頼関係を築くことに長けた、コミュニケーション能力の高い女性薬剤師が求められます。

【病院】
調剤薬局と同様、調剤や服薬指導が主なな業務になりますが、外来の患者の他に、入院患者に対しても服薬指導を行います。入院患者に対しては、医師や看護師とともにチーム医療を行うため、協調性を発揮することが期待されます。

【在宅医療】
在宅医療とは、高齢者や体が不自由で通院が困難な患者のために、医師や看護師と一緒に自宅や施設に訪問して医療サービスを行うことです。在宅医療の現場において女性薬剤師には、患者の立場に立ち、気持ちに寄り添って行動する能力が求められます。患者から「あの薬剤師さんに相談したい」「〇〇さんの顔を見ると安心する」と言われるような存在になることが理想的です。

職場ごとの内情によって、どの職場に男女のどちらが適しているのかは、一概には言えませんが、是非参考にしてみてください。
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